武雄図書館
堺は太一。うえむら太一です。
北九州市の給食を終え、その足で武雄市へ向かいました。
今話題になっている、武雄図書館。TSUTAYA(カルチュア・コンビニエンス・クラブ CCC)
が指定管理者として運営しています。
開館時間は9:00〜21:00 年中無休
図書館というより、本の読めるカフェ。BGMもかかっており図書館とイメージとは全く
違います。20万冊の蔵書のうち18万冊が開架式になっています。
本探すのは、今までの図書館と全く異なります。
より簡単にを目指して、検索用Ipadの導入や代官山蔦屋で使用している22進の分類法
を採用しています。この方法は本を探しやすくそして発見をめざした方法です。
黒の案内板(左)と白の案内板の違いは、黒は貸出用の本が置いてあり、白は販売用の本が
置いてあるという表示です。
写ってはいませんがたくさんの人が勉強しておられました。
奥の学習室はBGMも聞こえないようになっています。
武雄市民だけでなく、県外のひとも借りることが出来ます。
もともとTSUTAYAのサービスで郵便返却はやっていたそうですが、本はポストに入らない
サイズもあるので宅配便を使い1回500円の料金の返却システムもやっていました。
なぜこの様な図書館が出来たのかお聞きしたら、武雄市長の樋渡市長がテレビを見ていた時、
『代官山蔦屋』の特集を目にし『これだ!』と直感で思いすぐに東京へ増田社長に会いに
行ったそうです。そこで樋渡市長の思いを伝えるとCCC社長の増田さんも
ぜひと!ということで情熱から始まったとお聞きしました。
このお話を聞いたときに、行政が行政の枠組みでものを考えるのではなく、市民ニーズは
なんなのか?そこが発想の原点なんだと思いました。
ニーズに行政を合わせるという本当に当たり前だが、殆どの行政が今まで出来ていないことを
実行された結果がこの武雄図書館だと思いました。
その結果が来場者では現れています。雑誌が読みたいということに対しては、図書館が毎月
購入することはできないが、販売スペースで売ることとした。しかしこの図書館内では、その
雑誌を自由に読むことができる。こういった発想がここではたくさん見ることができました。