議案第139号『堺市区教育・健全育成会議』について
堺は太一。うえむら太一です。
先日市民人権委員会において議案第139号『堺市区教育・健全育成会議』が上程されました。
この議案については、市長の所信表明から発表されていた『(仮称)区教育審議会』がはじまりであり、今まで文教委員会、大綱質疑と議論してきましたが、今回市民人権局からの上程となりました。
今回この議案に対しては主に5つの点で疑問におもい反対いたしました。
1.議会ルールとはいえ部局横断議案であるのに一つの委員会のみに置いての議論で採決がなされる点。
2.審議事項がはっきりとしておらず、広域的論点多い点。例示に挙げられていたのも家庭教育の底上げであり、読書や朝食の喫食については市全体の議論であり、区域での議論ではない。
3.相談窓口においても教育に限定しており、保護者にとっては子供の相談は教育以外にもあり多岐にわたるがそれに対してはワンストップでの解決窓口になっていない点。
4.相談窓口等を通じて頂いた課題内容の開示や、それに対し審議対象とならなかった理由についての説明義務が明確でない。そもそも調査・審議を行う基準が明確でなく、緊急性、重要性の課題においても恣意的に審議が行われない危険性がある。
5.この会議体があくまで市長、教育委員会の付属機関であり、主にそこから問題定義を受けたものに対し、提言報告を行う性質上結果として役所から出された資料の中で審議が行われる為、市長・教育員会に意に沿った内容の答申が行われるような可能性があり、結果形骸化する恐れがある。
特に5番において都市内分権を目指すものでの取り組みであったはずが、結果違うものとなっていると指摘しました。